研究日誌

本日(2026年9月7日)の出来事〜秋の始まりと、稲わら集め〜

こんにちは、場長です。

今朝は静かでした。

牛舎の屋根に落ちる雨の音と、コオロギの鳴き声だけが響いています。季節が進んだな、と感じます。歌人であれば、一句詠めそうな風情のある朝です。

こんな雨の一日もいいな、なんて思っている場合ではありません。最近、雨の日が多すぎます。

飼槽の稲わらを食べる黒毛和種の牛
牛にとって稲わらは、胃を整える大切な一皿目です。

牛は、稲わらも食べます。人間でいうと、少しサラダに近いかもしれません。ただ、牛にとっては、ただの付け合わせではありません。

稲わらは、胃を整えるための一皿目みたいなものです。

先に稲わらのような粗飼料を食べて、よく噛み、反芻する。すると唾液がたくさん出ます。そのあとに配合飼料を食べることで、胃の中が急に酸性に傾くのを抑えます。

食べる順番も、けっこう大事です。

格納庫に並ぶトラクターとロールベーラー
ワラ集めに使う機械たち。出番はもうすぐです。

その稲わらを、できるだけ天童市内の田んぼから自分たちで集めています。

例年、集められるのは約1,000個。去年は天気が悪く、約500個でした。必要なのは、2,000個。

今年も、今の天気を見ていると少し怪しい。自分たちで集められなければ、その分は買うしかありません。

しかも、雨が多い年は困るのはうちだけではありません。各地で稲わらが集まりにくくなれば、当然、買いたい農家も増えます。そうなると、値段も上がっていきます。

インフレ、牛舎まで来ています。

雨上がりの農場で出番を待つトラクターとレーキ
田んぼに入れるのは、地面が乾いてから。

そして、雨が上がればすぐ田んぼに入れる。……わけでもありません。地面が乾くまで待ちます。私の体重で沈むようなら、こいつはもっと無理です。

ここ最近は、2週間天気予報を1時間おきに見ています。

朝に見ると、来週はずっと晴れ。少し安心して、また見る。雨。さらに見る。また晴れ。その1時間後。また雨。

何を信じればいいのか、天気予報。そんな簡単に撤回しないでくれ。

ワラ集め、始まる前から黄色信号です。

農林水産大臣賞受賞
  • 慶應大学共同研究
  • 国産100%飼料